2023.10.23
第13回全世界空手道選手権大会の結果報告
活動報告
2023年10月14日〜15日の2日間にわたり、第13回全世界空手道選手権大会が東京体育館で開催されました。
福岡支部からは師範代・渡邊大士が型部門で初代世界チャンピオンに輝きました。
また、組手部門でも福岡支部の網川来夢が準優勝と敢闘賞に輝き、藤原桃萌は4位入賞を果たしました。
皆さまからの温かいご声援、ありがとうございました!
福岡支部の師範代・渡邊大士が型部門で初代世界チャンピオン
福岡支部の師範代・渡邊大士は順当に勝利を重ね、準々決勝では指定型の観空で今年のヨーロッパ型2位のマタス・サスナウスカス(リトアニア)破りました。
その後、準決勝ではドリームフェスティバル2023一般男子優勝の田中健太を3-2で撃破してドリームのリベンジを果たし、決勝へ駒を進めました。
決勝戦では今年のヨーロッパ型王者のニコライ・ラン・イェンセン(デンマーク)と対決。指定型の五十四歩(スーシーホー)で競い合い、渡邊大士が4-1で勝利し初代世界チャンピオンの座を獲得しました。
女子優勝は田中利奈で、日本が男女のダブル優勝となりました。
渡邊大士はチャンピオンインタビューで
「こんな素晴らしい舞台で型を開催してくれた新極真会に感謝しています。34年間自分に空手を教えてくれた緑師範に感謝しています」
と語りました。
新極真会の代表で福岡支部の師範でもある緑健児代表は
「初開催にしてはレベルの高いものになった。日本人選手は日頃から基本、移動、型をしっかりやっていることが勝利につながっているのだと思う。採点基準は技のキレ、正確さ、気合いなど総合的に判断する。世界大会で初開催の型競技で男女とも日本が王座を獲得した。」
と言葉にしました。
第13回全世界空手道選手権大会:型 男子決勝
福岡支部の網川来夢が組手部門で準優勝&敢闘賞
福岡支部の網川来夢は組手部門に出場し、リザーブからの出発ながら並みいる強豪を驚異の粘りで退け、女子決勝戦では最終ゼッケンの鈴木未紘とマッチアップしました。
試合は序盤からゼロ距離での突きの打ち合いになりました。
鈴木未紘が下段廻し蹴りに網川来夢は内股へのヒザ蹴りで呼応。一進一退の攻防が続き、本戦は鈴木側の1-0でドローとなりました。
延長戦も掛け値なしの真っ向勝負となりましたが、鈴木の重い突きで徐々に形勢が変化し、鈴木未紘が延長5-0で世界の頂点に立ちました。
網川来夢は惜しくも準優勝となりましたが、その健闘が讃えられ、敢闘賞が贈られました。
福岡支部の藤原桃萌が組手部門で4位入賞
福岡支部の藤原桃萌も組手部門に出場し、準決勝第1試合は、網川来夢との同門対決となりました。
お互い一歩も譲らない気持ちの入った死闘は最終延長でも決着がつかず、勝負の行方は体重判定に(本戦0-0、延長0-0、最終延長1-0)。
網川が63.4㎏、藤原が72.5㎏と両者の間に8㎏以上の差が認められたため、網川が決勝戦へと駒を進めました。
藤原桃萌は3位決定戦で目代結菜と対戦。序盤から体重の乗った突きをお互いが打ち合う展開になりました。
時おり藤原桃萌が下段廻し蹴りを、目代結菜がヒザ蹴りを放ちますが、均衡は崩れず本戦は1-0のドロー。
延長戦も本戦と似た展開となりましたが、目代結菜が序盤から突きを連打。藤原桃萌も最後まで手を出し続けましたが、目代結菜が延長4-0で3位入賞を決めました。
藤原桃萌は惜しくも敗れましたが、4位入賞を果たしました。